MMULTで配列計算の考え方を身につける
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記事要約
MMULTは行列積の関数だが、Excelでは数値配列を別の数値配列へ変換する道具として理解すると使いやすい。
本記事の対象とゴール
MMULTを、数学用語だけでなく、横方向合計、縦方向合計、配列処理の練習として理解する。
この記事の対象は、ExcelやVBAを実務で使い、作った表やマクロを後から保守できる形にしたい人です。単なる操作メモではなく、なぜその作り方が必要なのかを説明できる状態を目指します。
先に結論
MMULTは難しく見えるが、行列の形と結果の形を意識すれば、集計や条件付き計算を配列として組み立てる入口になる。
1. MMULTを行列積だけで終わらせない
MMULTは数学の行列積として説明されることが多い関数です。しかしExcel実務では、数値の並びを別の数値の並びへ変換する配列計算の道具として見ると理解しやすくなります。
行方向の値をまとめるのか、列方向の値をまとめるのか。どの向きの配列を掛けると、結果が何行何列になるのか。この形を意識すると、MMULTは単なる難しい関数ではなく、表全体を一度に処理する考え方になります。
2. 作業列と配列式の役割
投稿素材では、作業列を多く使う処理と、MMULTやLETでまとめる処理が話題になっています。作業列は悪ではありません。途中結果を見ながら確認できるため、業務上はむしろ安全な場合があります。
一方で、式だけでまとめる場合は、途中の意味が見えにくくなります。LETで中間値に名前を付け、何を縦に畳み、何を横に畳んでいるのかを表に出すことが重要です。
3. 壊れにくい式として設計する
MMULTを使う式は、列の追加や範囲の変更で壊れることがあります。固定範囲、列位置、配列の向きが前提になっているからです。実務で使うなら、テーブル、名前定義、LETを組み合わせ、前提を見える形にします。
MMULTは配列を返す関数である
MMULTは行列積を計算します。Excel実務では、数学の厳密な説明よりも、数値の表を別の数値の表へ変換する関数として見たほうが入りやすい場面があります。
横方向と縦方向を分ける
投稿素材では、横方向合計、縦方向合計、さらに全体合計をMMULTで考える練習が出てきます。行ベクトルと列ベクトルを使うと、SUMだけでは見えにくい配列の向きが見えるようになります。
LETで分解する
複雑なMMULT式は、LETで中間値に名前を付けると読みやすくなります。何を行方向に畳み、何を列方向に畳むのかを名前に出すと、式の意味が追いやすくなります。
実務で使うときの確認観点
実務でこの考え方を使うときは、まず対象の表が入力用なのか、集計用なのか、帳票用なのかを確認します。同じExcelでも、入力しやすい形、機械が処理しやすい形、人が読む形は違います。これらを同じシートや同じ列に押し込むほど、あとで修正しにくくなります。
次に、作った人だけが意味を知っている状態を避けます。色、罫線、セル位置、暗黙のルールに意味を持たせる場合は、その意味を列名、項目名、コメント、説明シート、またはコード上の名前として残します。Excelは自由度が高いぶん、暗黙知が入り込みやすい道具です。
最後に、更新頻度と利用者を見ます。毎日使う表、複数人が更新する表、年に数回だけ直すマクロでは、設計の優先順位が変わります。速く作ることと、長く使えることのバランスを取る必要があります。
まとめ
MMULTで配列計算の考え方を身につける という主題は、単発のExcel操作ではなく、表やマクロをどう設計し、どう保守するかという問題につながります。元記事の投稿群から見えるのは、Excelを便利な道具として使いながらも、データ、書式、UI、処理、学習を混同しないことの大切さです。
出典メモ- 元URL: https://togetter.com/li/1781306
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元リンクファイル: C:\Users\hoehoe\マイドライブ\LWP記事\03過去記号\エクセル\2021-09-29 EXCEL みきももさんのMMULT - Togetter.URL
取得日: 2026-06-13
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